ASKからのお知らせ

2019/03/26

『障害のある人の就労を考えるシンポジウム』

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こんにちは、アスク烏丸オフィスの五十川です。

先日の2月23日(土)、京都市中京区の京都新聞文化ホールにて『障害のある人の就労を考えるシンポジウム』が開催されました。
その中で私もパネリストとして、地元企業の幹部の方と障害者の雇用や実習を通して感じる事など意見を交わしました。

当日は、なんと約150人もの方がお集まりいただきました!!
ご来場いただきました皆様、お忙しい中ありがとうございます。

並びにこの企画を開催するにあたって、京都新聞社福祉事業団の皆様やCoCoネット会議(※)のメンバー、登壇してくださった企業様には厚くお礼申し上げます。
さて、シンポジウムの前半では、まるいクリニックの丸井院長から『障害特性を知る~精神障害のある人を雇用するためには』と題し、障害の特性の違いや就労の傾向などをお話していただきました。

障害の特性の違いというのは、配慮などもそれぞれ違ってきます。ご自身の気持ちに起因する部分や環境が影響を与えるものなど様々です。
当事者の『できる事』だけではなく『必要な配慮』も企業に伝える事によって≪長く働く≫を実現する事が大事であると感じます。
後半のパネルディスカッションでは、「株式会社京のちから」の代表:石井さんをコーディネーターに迎え、「ミル総本社」の専務:山根さん、「株式会社京都エレベータ」の代表:田中さん、「就労移行支援事業所アステップむろまち」のサービス管理責任者:大石さん、そして「就労移行支援事業所アスク烏丸オフィス」から五十川が『地元企業が障害者雇用をする利用とは』をテーマに登壇いたしました。

企業側からは、障害者雇用を始めるきっかけや、実際に実習や雇用を行うことでの気付いたことなどを、お話しいただきました。
実際に実習や雇用をしてみないとわからない事などもあり、働いていただく中で「知らないことを知る事が大事」であるなどのお話が出ました。

企業にとっても、支援側にとっても、当事者の方ができる事や苦手な事、配慮して頂く事でできるようになる事など「知らない」を「知る」に変えることで、地域の中で社会共生が実現できるように目指していければと考えています。

私も、支援者として当事者と企業、地域、そしてそれを取り巻くすべてを巻き込んで行ければと考えています。

一人で頑張るのではなく、皆さんの希望の実現に向かってともに進んでいきましょう!!

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※京都市障がい者就労支援ネットワーク(通称:CoCoネット会議)
2015年7月に発足。企業、福祉、教育などの各分野の約40人が参画し、障害のある人が継続して働き続けられるように障害者の雇用や実習の受け入れ先を支援している。
事務局:しょうがい者就業・生活支援センター はあとふるアイリス